①面談 島前高校魅力化プロジェクト
海士町まで渡る時間が取れないため、奇跡的に島外にいた島前高校魅力化プロジェクトの豊田庄吾さんからお話を伺います。
豊田さんは、公営塾隠岐國学習センターのセンター長です。
大手情報出版会社で人事、営業、WEBプランニングの仕事を歴任。
その後人材育成会社に転職し、大手企業・中央省庁・地方自治体職員の新入社員・若手向けの研修講師を務め、また、同社にて学校教育事業に関わる。
経済産業省の起業家教育促進事業で、全国の小中高校をまわり授業実績多数あり。
また、起業家教育、キャリア教育に関する授業の講師育成も担当。
平成21年11月より、隠岐郡海士町に移住し、高校魅力化プロジェクトに参画。
公営塾『隠岐國学習センター』の立上げに従事し、現在同センター、センター長。
島根県教委より島前高校魅力化コーディネーターの委嘱も受ける。
プロジェクトのもうひとりの中心人物である岩本悠さんと高校魅力化プロジェクトについてはコチラの資料にも目を通しておいてください。
②視察 岡山県美作市上山集落
ここでは、よそ者がどの様に地域に関わり、地域を蘇らせてきたかを見て聞いて感じてきます。
上山地区は、岡山県北部の中山間地に位置し、8,300枚約100ヘクタールの棚田が広がっていた農村地帯でした。
しかし高齢化と担い手不足により棚田の荒廃が広がっており、笹や葛が生い茂る状況でその景観が著しく損なわれていました。
2007年より協創LLPの活動のひとつとして英田上山棚田団(2011年NPO法人化)が組織され、棚田の再生に取り組み、さらに2010年より美作市地域おこし協力隊が実際に美作市に移住して、棚田の再生に携わってきました。
そして棚田再生を通じた都市農村交流や、外部人材の定住に向けた新たな事業の構築などにより、この4年間で延べ3,500人の都市住民が上山を訪れ、農業体験や棚田再生の活動に参加し、耕作放棄地再生においては全国から注目されるモデル地域となっています。
これらを仕掛けてきたのが西口和雄(かっち)です。
現在は、一般財団法人上山集楽代表理事として棚田・森林再生をベースにエネルギーに依存しないオフグリッド集楽を創造するべく活動を展開しています。
視察は12月1日の夕方と2日の午前に行い、地域の再生された棚田、耕作放棄地、古民家カフェ、ヘリポートなど彼らのフィールドの全てを視察します。

