沙流川の探検その5 おわりに

7月 28th, 2010

川の観察は、継続されている活動で前回は一昨年にも行いました。これは、3・4年が水生動物の調査であり、5・6年はこれに加えて水質検査も行っており、総合的な学習の『学習課題』の選択上、2年続けて実施しても前年同様になるということで、2年に1度の調査活動になっています。

理科の学習で“川”の観察があるのですが、多くの学校ではジオラマ的なもので川の仕組みを学んだり、周辺の川の流れを観察したり、上流や下流については視聴覚教材を使うことが多いのですが、振内小学校では総合的な学習として上・中・下流の調査・観察活動をしています。

この理由として、人が住んでいるところの周辺は中流域や下流域が多く、上流域まで行くのは大変だし安全性を考えると適当な場所が限られていることが理由の一つです。同様に、下流域にある学校では、上流域まで行くのに時間がかかるという理由もあるようです。振内小学校は、沙流川の中間地点にあり、上流にも下流にも行きやすい場所にあるという“地理的優位点”があります。また、すぐ近くには、沙流川の支流でもあるニセウ川には、釣り堀やパークゴルフ場がある『ニセウエコランド』があり、子どもたちの活動の場や地域のイベント会場にもなっています。そんな“川との関わり”が深い校下であることもこの『調査・観察』をしていることの一つの理由です。

今回の調査帯は上の地図の通りです。

今後、今回の調査結果をまとめながら、子どもたちはさらに探求活動をしていきます。

総合的な学習の時間の活動は、他の学習活動とは違い『学習内容』と『学習過程』のどちらも大きなウエイトを持っています。その意味では、川の調査・水質調査という言葉が一般的ではなく、具体的な実態を持った言葉になっていることもこの学習の特徴です。上流の調査から下流の調査までわずか2週間ほどでの活動で、調査活動の方法についても習熟できたと考えています。

                                                           

沙流川の探検その4 親水公園

7月 28th, 2010

7月8日 下流の調査

日高町富川にある“親水公園”付近の川で同様の調査。活動場所から海が見えるほどの下流域でした。

数年前の水害で流された流木がまだ残っていました。

観察の内容は上流・中流といっしょですが、さすが3回目なので子どもたちの活動も手慣れていて、次々と自主的に調査していました。

    

魚もたくさんとれました。(中流・長知内橋のしたにもいましたけど、・・・)

    

河原はさすがに下流というふん囲気で広く、あちらこちらに野草が咲いていました。

  

なお、この公園は結構広く町民のいこいの場や軽スポーツのスペースにもなっています。パークゴルフ場もあって当日は、町民の方がプレーを楽しんでいました。

沙流川の探検その3 長知内橋

7月 27th, 2010

7月2日 中流の調査

校下の河川で同様の調査。2~3日前に降った雨で水は濁っていましたが、石の大きさなどについても学習。

    中流域は上流とは違い、川幅も広く水深も深いこと、また流れが速いことも確認し、安全確認についても説明を受けました。

このとき、子ども達の活動している場所から10mほど下流に「流された時にすぐ救助できるように」室蘭開発建設部の職員の方が見守っていただきました。

        

沙流川の探検その2 日勝峠

7月 27th, 2010

6月29日 上流の調査


十勝管内清水町との堺にある“日勝峠”頂上付近(峠9合目)まで行き、ほぼ源流付近の調査。学校周辺は暑かったのですが、さすがに9合目。夏とは思えない涼しさで、長袖シャツでも十分な気温。

     室蘭建設部の方や野外活動を支援する企業の方に調査の手順や方法についてレクチャーを受けた後、石をはぐったり、網で捕獲したりと活動開始。

    採取した水棲動物はルーペや指標図で確認。

    

沙流川の探検その1 前ふり

7月 27th, 2010

校舎の前、グランドの向こうに流れているのは、沙流川。

この沙流川は、2004年度の国土交通省1級河川水質調査で全国1位になった川です。

総合的な学習の時間の活動で、3~6年生児童が、上流・中流・下流の調査に行きました。この調査活動では、北海道開発局室蘭開発建設部や営林署の協力もいただいています。

3・4年生は、各域の水棲動物を採集・観察。5・6年生はこれに加えて、水質調査も行いました。

     

1学期が終了しました

7月 26th, 2010

7月23日(金)に『1学期終業式』が行われました。

24日(土)から8月17日(火)まで『夏休み』です。

とは言っても、子どもたちは夏休みですが、学校は平常の課業日ですから毎日職員は学校にきています。

もちろん、通常は授業があってなかなか休みづらいので、この期間にお休みをとる職員もいるようです。

1学期の行事などをちょっとふり返ってみます。(先日質問もあったようで、管理者の方が回答してくださったようですが、学校関係者の方がちょっとくわしいかなと、思ったので・・・。書きこみは明日)